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「微差力」とは?
この世の中、どういう人が一歩抜きんでるのかというと、
それは「微差」を大切にする人です。微差は大差です。微差が大差を生みます。
例えば、富士山。これは日本一高い山だということはみなさんご存知です。
でも、日本で二番目に高い山は、ほとんどの方が知りません。(北岳という山です。)
つまり二番と一番では知名度が全く違うのです。
富士山の知名度は二番目に比べて、100倍すごい、といえます。
でも、2番目と比べて富士山は100倍高いのかというと、そうではありません。
微差です。微差なのに、知名度は大差なのです。
また、オリンピックなどでも世界記録とそうでない記録も微差でしょう。
でも世界記録は取り上げられ方が違う。
これは冗談ですが、「競馬」と「乗馬」。一文字しか変わりません。
「私は競馬が趣味です。」というのと、「私は乗馬が趣味です。」というのでは、
印象が全く違いますね(笑)
このように、例を挙げればキリがありませんが、あとちょっとの差でつかめるものと、
つかめないものが決まります。
英語の話をすると、同じ単語の覚え方一つとっても、アクセントや品詞まで覚えるのか、
スペリングだけ練習するのかでも、それが積み重なると「大差」になります。
長文をやるにしても、問題だけ解くのか、問題+CDのリスニングまでやるのか。
知らない言葉や文が出てきたとき、調べるのか、調べないのか。
そういう一つ一つの積み重ねが、やがて考えられないくらいの「差」になってきます。
いきなり「大差」を生むような魔法の勉強法はこの世には存在しません。
教師は、その「微差」を続けさせられるように正しい努力の仕方を生徒に伝えさせることが
役割だと心得ます。
この夏、よい「微差」を継続できるような指導を心掛けてまいりたいと思います。
塾長:築山