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塾長ブログ
2014/02/01
「of」の意味は2つ
これは、受動態の文です。
Butter is made from milk.
「バターは牛乳から作られる。」
これが正解の意味ですね。
受動態では、by意外に、ofやfromも使われます。
This desk is made of wood.「この机は木からできている。」
目で見える材料なら「of」、目で見えない原料なら「from」を使うと習ったと思います。
でもある生徒が解答した答えを見て、「なるほど!深い!」と思いました、それは・・
Butter is made from milk.「打者は牛乳から作られる。」→×
思わず、噴き出してしまいましたが(笑ってはいけないですね)、当然プロ野球の選手は牛乳飲んで体作ったと思います。
考えようによっては素晴らしい含蓄のある答えですね~。
でも「打者」は「batter」ですね。
まぁ、その雑談はさておき、上記の「of」を考えてみましょう。
このofは「~の」という意味で、「所有」をあらわすものに使われます。
例えば、A of Bなら、「BのA」と訳します。
でも、このofはもともと「off」(分離)の意味から来たものです。
したがって、ofには分離をあらわす使い方もあります。
例)The doctor cured me of illness.(医者のおかげで私の病気が治った)
→これは、つまり私と病気を分離させたということです。「所有」の意味だとおかしいですね。
例)He robbed her of money.(彼は彼女の金を奪った)
→これも「分離」の意味ですね。奪うことによって、彼女と金を分離させたわけです。
depriveやrelieveなどの動詞もこの形をとります。
こんな風に2つの概念がofにはあります。
また、ofの短縮形をご存知ですか?「o'」と書きます。
例えば、at six o'clockのO'はofなんですね。
また、file-o'-fish(フィレオフィッシュ)にも使われています。
参考になれば。