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高校入試での英語量増加「アチーブ英語塾 千歳烏山校」
2014/02/01
公立高校入試において「英語を使う力」は10年前から問われている
「全国47都道府県の高校入試分析から考えるテストデザインと中学校3
年間の指導」より
近年の公立高校入試では、学習指導要領の目指す方向に向かって、語彙や文法などの『英語の知識』を直接問う問題が減り、『英語を使う力』を問う問題が増えているのではないか」という仮説の検証です。ここでいう、「英語を使う力」とは、学習指導要領の観点別評価の「外国語理解の能力」、「外国語表現の能力」つまり、「聞く」・「読む」力、「話す」・「書く」力と、複数技能を統合して使う力も含めています。
研究は2003年と2013年の47都道府県の公立高校入試問題を比較することで行われました。図1は、「英語の知識」を問う問題と「英語を使う力」を問う問題数の比率を03年と13年で比べたものですが、その比率は、ほぼ同じであることがわかります。この10年で「英語を使う力」を問う問題が増えてきているという仮説に対して、増加はほとんどないという結果でした。逆に言えば、少なくとも10年前から公立高校入試では「英語を使う力」が問われていることが明らかになりました。03年から13年の10年分を毎年分析したわけではないので、途中の変化についてさらに研究をする必要はありますが、中学の出口であり、高校の入り口である公立高校入試では10年前から「英語を使う力」が問われていることがわかったことは大変興味深いです。
*出典:亘理陽一・石井亨・小川登子・奥住桂・加藤由美子・吉池陽子・根岸雅史「全国47都道府県の高校入試分析から考えるテストデザインと中学校3年間の指導」(2013上智大学・ベネッセ英語教育シンポジウム)